小さな津波もあなどることなかれ!
このブログでは「目指せ!ミライの防災博士!」を目標に、
定期的に防災に関する豆知識を発信していきます。
みなさんの防災に少しでもお役にたてれば嬉しいです。
東日本大震災では地震の被害はもちろんですが、
地震に伴う「津波」の被害がとても大きなものでした。
津波は火山の噴火や、沿岸の山崩れ、海底地すべりによってもおこるため、
東日本大震災で起きた地震は「地震津波」と呼ばれています。
津波の押し寄せてくる速度は水深が深ければ深いほど速くなり、
陸地に近づくにつれて減速していきます。
(出典:気象庁、津波発生と伝播のしくみhttp://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/tsunami/generation.html)
こちらは気象庁が発表している津波の速度と水深の関係を表したものです
水深5000mでは津波の速度は約800km/hにもなり、
ジェット機と同じくらいの速度になります。
そこから陸地に向かって減速を続けますがそれでも
陸地に到着するころには時速約36km/hと自動車ほどの速度を持っています。
50cmの高さの津波がこの速さで押し寄せてきた場合、
人間は立っていられないことも実験で明らかになっています。
飲み込まれたら絶体絶命の津波ですが、
陸地に上がってからも津波は減速を続けるので走れば逃げられます。
大切なことは大きな地震が起きたらすぐに高台に避難することです。
決して津波を見物しに行こうなんて考えは起こさないでください。
一人ひとりのこころがけがみなさんの命を救います。
少しずつ防災博士に近づいていきましょう!
【この記事は伊勢が書きました】
ボランティアスタッフの伊勢です。
先週、石巻に行ってきました。
友達も元気そうで、街もだいぶ復興してきました。
こどもたちの防災のために情報提供していきます。