国際交流：ボランティアさんが準備してくれたものをご紹介！（こども防災協会鹿島美織）

国際交流ワールドツアーズについて

こども防災協会の鹿島美織です。

こちらのブログでも何回かご紹介させていただいておりますが、
こども防災協会では国際交流として「ワールドツアーズ」というアクティビティを実施しております。

毎回ボランティアさんが自国の文化や遊び、食べ物について紹介してくださるアクティビティで
ボランティアさん自身が防災キャンプのために、国のものをご準備してくださいます。

ボランティアさん担当のスタッフからも
「鹿島さん、ワールドツアーズについてどんなものを準備すればよいか問い合わせが来てます」
と連絡が来るほど、ボランティアさんも子どもたちを楽しませようと考えてくれているようです。

今回はこちらをご紹介したいと思います！

国際交流：ボランティアさんが準備してくれたもの「タナカ」

タナカは「田中さん」ではありません。
タナカとは、ミャンマーの自然が育む”とあるもの”なんです。

それはいったいなんだと思いますか？？

実はタナカとは、ミャンマーに伝統的に伝わる「化粧品」なんです！

タナカ（Thanaka）はまさに自然の化粧品。
今回ボランティアさんが持ってきてくださったものは、肌に塗ると白っぽいものでしたが
茶色っぽいものあるようです。

原料は「タナカの木」だそうで、ミャンマーでは多く成育しているようです。

タナカは「チャウッピン」という臼のようなものに入れてすりつぶされ
ミャンマーでは化粧水や日焼け止めなどの役目として使用されています。

また、ニキビができたときにもタナカを塗ったり、虫刺され防止効果もあると言われているため、まさに万能化粧品（薬）！

日本では、普通の生活で触れることのないタナカを紹介してもらえるのは、まさにこども防災協会の国際交流ならではです。

国際交流：日焼け止めの重要性

タナカが万能化粧品であり、また日焼け止めの効果も発揮するものであるとご紹介しました。

日焼け止めを塗るということは、防災・・・ではないですが、自分の身を守るためには非常に重要なことです。

日焼けによる肌のダメージはもちろんこと、紫外線による皮膚がんの原因になったり、日光浴のし過ぎは熱中症とつながり
死亡例もあるほどです。

少し話がそれましたが、日焼けはし過ぎると人体への影響も大きいこともあり、最近では子どもたちにも
日焼け止めを塗ることが当たり前になってきているように思います。

こども防災協会の防災キャンプでも、特に夏のキャンプでは日焼け止めを任意ですが持ってきていただくようにしています。

そんな日焼け止めが、天然の植物から作られているというミャンマーはとても羨ましく感じます。しかも化粧水配合です。

国際交流：防災キャンプでのタナカ

香川県にある屋島少年自然の家というところで行ったキャンプで
ミャンマーのボランティアさんがタナカを持参してくれました。

臼を使ってタナカをすり、出来上がったペースト？液体？を子どもたちにも塗ってくださいました。

タナカには特に独特のにおいがあるわけではないので、子どもたちも抵抗なく塗っていきます。
特に女の子たちは「これが化粧品！！」と驚きを隠せいない様子でした。
子どもたちはボランティアさんのお話を熱心に聞いて「タナカ」について学んでいました。つけた感覚はひんやりとした感じで、夏のキャンプだったため火照った顔にぴったりで気持ちよかったです。

まさにミャンマーの文化に触れた瞬間で、同じアジアでも全く違う文化を学ぶことができた貴重な体験となりました。

国際交流：ボランティアさんが準備してくれたものまとめ

いかがでしたか？
私も子どもたちも、初めて見るタナカに驚きでした。
そしてこれを準備してくださったボランティアさんに本当に感謝しています。

異文化に触れることで、子どもたちの視野が広がったはずです。

こちらのボランティアさんは、ミャンマーの民族衣装も来てくださりました！
ピンクの鮮やかな衣装がとてもお似合いで、かっこよかったです。