鹿島が見たボランティアさんの一日
こども防災協会の鹿島美織です。
こども防災協会の防災キャンプは、こどもたちが安全に過ごせるようにボランティアさんが手助けをしてくれています。
ボランティアさんたちってどんな人で、どんなことしてくれるんだろう?
そんな疑問にこたえるべく、今回はボランティアさんの1日について
鹿島が見たボランティアさんの1日をご紹介したいと思います!
ボランティアさんはこんなことをしてくださっているよ、というのが分かってもらえたらうれしいです。
ボランティアさんが集合…
こどもたちの集合時間は、参加してくださるこどもたちのご自宅に集合時間を記載してお送りしているのですが、ボランティアさんはそれよりも少し早い時間に集合しています。
中には、スタッフよりも早く集合してくださるボランティアさんがいるほど。
そんなしっかりしているボランティアさんたちに、防災キャンプの1日の流れをご説明させていただきます。
防災キャンプではどのようなことを実施するか、こどもたちの接し方、禁止事項やセクシャリティに関わること…事前にご説明はしているのですが集合場所でも再度説明をさせていただいています。
リピーターさんはなれていますが、初回に参加くださるボランティアさんのまなざしは真剣そのもの。スタッフの説明より先に、ボランティアさんが質問を投げかけてくれるほどです。
こういう時はどうするの?もし、こうなったら…? いろいろな質問をしてくださいます。
ひと通りの説明がおわったら、いざ、受付を開始。
鹿島が見たボランティアさんとこどもたち
こどもたちの集合時間になると、グループ別に分かれたこどもたちをボランティアさんが振り分けるなどのお世話をしてくれます。
何度も来てくれているこどもたちも、はじめてのこどもたちも緊張していると思うのですが
ボランティアさんはその緊張を解くように、こどもたちに接してくれています。
日本語がかなり流暢なボランティアさんも多い反面、
まだ日本に来たばかりで、日本語が上手に話せないボランティアさんもいらっしゃいます。
「こどもたちの日本語が聞き取れるのか心配だ」とドキドキしているボランティアさんも。
それでも、こどもたちと実際接すると、言葉の壁を超えたコミュニケーションがはじまります。
日本語がわかりにくいボランティアさんには、こどもたちもゆっくりお話をしてくれたり、言葉をおしえてくれたり… 逆にボランティアさんも英語を伝えたりして、コミュニケーションがはじまります。
ボランティアさんとこどもたちが打ち解けるのはとても早く、
最終的にはボランティアさんと離れたくないと感じるこどもたちが大多数いるのは
参加してくださったボランティアさんの人柄のおかげだなと、つくづく感じます。
ボランティアさんにも楽しんでいただけるように…
防災キャンプは、こどもたちにももちろん楽しんでもらいたいのですが、
参加したボランティアさんにもこどもたちと一緒に楽しんでもらえることが、スタッフとしても喜ばしいことです。
例えば、冬恒例となっているスノーキャンプでは、雪を始めて見るというようなボランティアさんも参加してくれたりしています。
フィリピンやベトナム、インドネシアといったようなアジア圏やアフリカ圏のボランティアさんも参加してくれるのですが、その方たちは母国で雪を見ることがないとのこと。
はじめて見る雪やその感触に大喜び。日本にきたからこその経験は貴重です。
こどもたちは、アクティビティ中にトイレに行きたくなったり、寒くなったり。
そういったこどもたちのケアをしながら、ボランティアさんにも思いっきり楽しんでもらいたいと思っています。
ボランティアさんとこどもたちが一緒になって笑顔になる瞬間は、鹿島をはじめ、スタッフ全員にとってかけがえのない時間です。
こどもたちと上手に打ち解けてくれることもあり、最初のアクティビティ後には
こどもたちの中でボランティアさんの取り合いが起こるほど…。
おしゃべりな子もそうでない子もいますが、学校で最近はやっている歌やお友だちとのできごろ、ボランティアさんのお仕事や彼・彼女の話まで… ボランティアさんとこどもたちは、多くの話題を共有しています。
ボランティアさんとこどもたちのお別れ…
防災キャンプの最後には「ギャザリング」と言って、お別れ会をしています。
こどもたちもボランティアさんも、最後の別れを惜しむように、互いに紙にメッセージを書いて交換します。
「一緒だったこどもたちと別れるのが寂しい…」ハグやハイタッチをしながら、泣いてしまう子もいます。
思い出深くもあり、少し悲しい場面でもあるお別れ会。
お互いが名残惜しそうに会話をして、たくさんの写真を撮ります。
最初は恥ずかしくて挨拶ができなかった子も、日本語が話せるか不安だったボランティアさんも
みんな最後は仲良くなって「また会おうね!」と再会を誓いあうのでした。
鹿島が見たボランティアさんの1日まとめ
ボランティアさんは、私たちの防災キャンプにとって必要不可欠な存在です。
ボランティアさんがいなければ、絶対に防災キャンプを行うことができません。
こどもたちがボランティアさんと接することで、ボランティアさんの国や文化を知って距離が近づいていく。
防災を学ぶとういこととは違いますが、こういったコミュニケーションの経験が世界をちょっと平和にしていくのではないかなと期待しています。
参加してくださるボランティアさんのキャラクターや人柄はそれぞれですが、
あたたかい心を持つ方たちあかり。
こどもたちの安全を守るため、こどもたちの未来を創るために
今後もボランティアさんと協力しながら防災キャンプを行っていきたいと思います。
ボランティアさんが各国について教えてくれる国際交流アクティビティ
「ワールドツアーズ」についてはこちらの記事をご覧ください!
国際交流ワールドツアーズ①(こども防災協会 鹿島 美織)
国際交流ワールドツアーズ②(こども防災協会 鹿島 美織)
国際交流:ボランティアさんが準備してくれたものをご紹介!(こども防災協会 鹿島 美織)
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