こんにちは。こども防災協会です。
9月に入ってもまだまだ暑いですね。
沖縄や九州の地域では台風も心配されています。
今回のブログでは「台風」について少しでも知ってもらえるように情報提供していきますね。
台風ってなんだ?
そもそもみなさんは台風って何かご存知ですか?
さあここでこども防災協会恒例の街角アンケートです(笑)!
今回は事務所に遊びにきてくれていたこども防災協会スタッフの娘さんと息子さんに質問したいと思います(笑)
防「お二人ともこんにちは」
娘「こんにちは」
息「こんにちは」
防「二人に質問なんだけど、台風って何かわかりますか?」
息「簡単だよ!風が強くふくこと」
娘「雨がいっぱいふること」
防「なるほど。じゃあ大雨と暴風と台風のちがいはわかるかな」
、、、二人とも完全にかたまる(笑)
最後は大人げないいじわるな質問をしてしまいましたね。
台風はもちろん風も強くふきますし、雨もたくさんふります。
では一体「台風」とはいったい何者でしょうか?
気象庁では台風の事を、
「熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼びます。」(気象庁ホームページ)
としています。
つまり、発生するばしょや風のつよさによって「台風」と呼ぶかどうかが決まるのです。
ちなみに台風とよべる風のつよさを風速としていますが、風速17m/s ってどれくらいの強さだと思いますか?
気象庁の発表では「小枝が折れる。風に向かっては歩けない。」とされています。
なので台風が日本にじょうりくした時にはもうそとはあるけないものと考えたほうがよいでしょう。
台風ってどうやってできるの?
ここで疑問におもうのは「台風はどうやってできるのか」ということです。
よくニュースをみていると「~の海上に台風が発生しました」なんてききますが、台風はどうやったらできるのでしょうか?
もしかして地球のあるところに台風発生装置みたいなのがセットしてあって定期的に台風を発生させているのかもしてない、、、なんてことはありません(笑)
こちらも気象庁がちゃんと説明してくれています。
気象庁は台風のでき方について「台風は暖かい海面から供給された水蒸気が凝結して雲粒になるときに放出される熱をエネルギーとして発達します。(気象庁ホームページ)」としています。
気温の高い地方では海水のが高く、太陽のねつで海上にモヤ~っとゆげができてそれが風にふかれてうずまきみたいになると。
このうずまきがいたるところで発生して、どんどん大きくなって台風になるわけですね。
なるほど、なるほど台風っていうのは寒い地域では発生しないというのはこのことが原因だったのですね。
台風はどんな被害を与えるのか?
これまで台風とはいったいどういうものかを書いてきましたが、じっさい、台風は私たちにどういった被害をもたらすのかをご紹介いたします。
風害
台風の風力はものすごく強いため暴風による被害はとても大きく、多くの死者を出します。
台風の接近中に屋根に上っていて飛ばされて転落したり、飛んできた瓦が当たったりするなど屋外での作業中に被害にあう方が続出したとの報告もされています。
水害
大雨による水害は「雨が家に入り込んでおぼれ死ぬ」イメージが強いのですが、実はそうではありません。
大雨によって冠水が多く発生したほか、がけ崩れや川の氾濫による土石流が発生します。
また、高波によって堤防が損壊し、住宅が倒壊してしまったという報告もされています。
台風にはどんな防災が適切か?
ここまで台風によって私たちはどのような被害を受けるかを書いてきましたが、実際の台風が自分の住んでる地域を直撃した場合、どのような対策をとればよいでしょうか。
外にでない
台風の一番怖いのは、暴風雨(大雨と暴風)による土砂崩れにおそわれることや風でとばされたモノに当たって大けがをすることです。
決して興味本位で外の状況を確認しようなんて考えてはいけません。
東日本大震災の時も、海の状況を見に行ってそのまま津波にのまれて死んでしまった人はたくさんいます。
台風の直撃が心配される日は決して外の出ないようにしてください。
浸水対策をしっかり!
家での浸水被害も大切です。
台風による浸水は窓ガラスが風によって割れたり、風に飛ばされてきたモノが壁に当たって穴が空いたり、そこから水が入り込んで浸水します。
ベランダや外にあるぶつかって窓を壊しかねないモノは中に入れましょう。具体的には、
物干し竿、植木鉢、ほうきなどです。物置や自転車など重量のあるモノはロープやひもなどでしっかり固定して動かないようにしておきましょう。
窓ガラスにもガラス飛散防止フィルムやテープを貼ることでもし、窓が割れても破片が飛び散るのをおさえられます。
身近なところから対策を行うことが大切です。
最後に
今回は台風について情報発信してまいりました。
夏も過ぎ、日本では台風が発生しやすい時期になっています。
災害について正しい知識と防災に関する情報を身につけて自分の安全は自分で守れるようにこれからも防災について学んでいきましょう!