みなさんこんにちは。こども防災協会です。
本日もみなさんにためになる防災についての豆知識を伝えていきます。
今回のテーマは「熱中症」です。
今年の夏もすごく暑かったですね。
毎日のように熱中症対策のニュースが流れていましたが、ちなみにみなさんは熱中症って具体的にどういう状態かわかりますか?
熱中症とは環境省の定義によると「体温の上昇と調整機能のバランスが崩れると、どんどん身体に熱が溜まっていく状態」のことを指します。
最悪命にかかわることもあり、熱中症で死者も出ています。
ですからまずは、熱中症がどうやって起こるのかから勉強していきましょう!
人間の身体は、平常時は体温が上がっても汗や皮膚温度が上昇することで体温が外へ逃げる仕組みとなっており、体温調節が自然と行われます。
暑い時に出る汗は私たちの体温を冷やしてくれる役割を持っていてとても重要なのです。
熱中症はその体温調節が行われなくなる状態を指すのですが、それは3つの要因から引き起こされると言われています。
その3つの要因とは「環境、からだ、行動」の3つです。
(※環境省ホームページより引用)
詳しく見ていきましょう!
熱中症を引き起こす要因その①環境
環境の要因は「気温が高い、湿度が高い、風が弱い」などがあげられます。
熱中症とは外でしか起こらないと思われがちですが、環境の要因をみると室内でも十分起こり得ることが分かります。
熱中症を引き起こす要因その②からだ
体の要因は「運動での体温上昇、体調不良、肥満」などがあげられます。
体調がすぐれないときや持病のある方は暑い日は無理せず涼しい場所にいることをお勧めします。
熱中症を引き起こす要因その③行動
行動の要因は「激しい運動やなれない運動、屋外での長時間の作業、水分補給ができない状況」があげられます。
運動している時や遊んでいるときなど気づかないうちに熱中症に陥ってしまうときあり、暑い日に活動を行うときは活動場所や、活動内容に十分注意しなければなりません。
そして、水分補給はとても大事です。
人間はのどの渇きを感じた時点で脱水症状を起こしているため、のどが渇いてから水分補給をしても遅いのです。
暑い日に活動を行う場合は、こまめな水分補給が大切な命を守ることにつながります。
しかし、十分対策を行っていても熱中症になってしまうときがあります。
そういう時は正しい知識とじんそくな行動をとって、処置を行いましょう!
ここからはもし熱中症になってしまった時の対処法についてお話していきます。
もし、周りの人が熱中症になってしまったら、落ち着いて対処していきましょう!
熱中症を疑う症状が出た時は以下の3つのステップによって対処するようにしましょう。
ステップ①涼しい場所に移して体を冷やす
熱中症で倒れた人が出てしまったら静かに涼しい場所に移してあげましょう。
氷のうがあれば首、わきの下、股関節を中心に冷やすようにします。
ステップ②水分補給
涼しい場所に移して、呼びかけに応じることができるようであれば水分を十分とるようにします。
可能であれば、塩分の入ったスポーツドリンクや経口補水液、食塩水などが好ましいです。
ステップ③安静にする
熱中症は体の体温調整機能が機能しなくなっている状態です。水分補給を行ったらしっかりと休息をとり、回復を待ちます。
いかがでしたか?
正しい知識と行動を行うことで救われる命があります。
もちろん熱中症にかかり、正しい行動をとれるのが良いのですが、まずは熱中症にかからないことが一番です。
暑い日は「涼しい服装を心がける、日陰を利用する、日傘や帽子を着用する、水分をこまめに補給する」など、しっかりと熱中症対策に努めましょう!
(※環境省ホームページより引用)
こども防砂協会では防災キャンプの他に宮城県内の小・中学校に無償出張授業も行っております。
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こどもたちのいのちと未来を守る活動に少しでもお役に立てれば幸いです。
参考
環境省ホームページhttp://www.wbgt.env.go.jp/doc_prevention.php